11月1日は「本格焼酎の日」

本格焼酎の日の起源

実は明11月1は「本格焼酎」です。

そしてそ焼酎だけではなく、「泡盛」でもあります。

1987年(昭和62年)本造組合中央会によって毎年11月1は「本格焼酎と泡盛」と定められたが始まりです。

本格焼酎内、一番製造量を占める芋焼酎は毎年8月~9月頃に仕込みが始まり、「本格焼酎11月1前後にそ新酒が出荷されます。そして毎年そ新酒時期になると、頃お世話になっている消費者や地域方々に感謝気持ちを伝えるべく、各地酒蔵では新酒祭りなど様々な催しが行われています。今年は新型コロナウイルス影響を受けオンラインでイベントを行う酒蔵も多いようです。オンラインといえど、従来ように無料でお酒が提供されていたり、バーチャル酒蔵見学や料理とペアリング講座があったりなど、おうちに居ながらでも楽しめるような内容となっているところがたくさんありますで是非参加してみてください。

 

「本格焼酎」=「芋焼酎」?

ように「本格焼酎11月1近辺でイベントを探してみると、“芋焼酎新酒祭りが多くヒットします。

 では「本格焼酎」=「芋焼酎」なか?といわれると、そうではありません。

本格焼酎は酒税法で厳密に定義されており、内容は以下通りです。 

【本格焼酎(ほんかくしょうちゅう)

単式蒸留焼酎うち、次に掲げるアルコール含有物を蒸留したもをいいます。

1.イ 穀類又はいも類、これらこうじ及び水を原料として発酵させたも

2.ロ 穀類こうじ及び水を原料として発酵させたも

3.ハ 清酒かす及び水を原料として発酵させたも、清酒かす、米、米こうじ及び水を原料として発酵させたも又は清酒かす

4.ニ 砂糖(酒税法施行令第4条第2項に掲げるもに限る)、米こうじ及び水を原料として発酵させたも

5.ホ 穀類又はいも類、これらこうじ、水及び国税庁長官指定する物品を原料として発酵させたも原料中国税庁長官指定する物品重量合計が穀類及びいも類及びこれらこうじ重量を超えないもに限る。)

国税庁長官指定する物品

あしたば、あずき、あまちゃづる、アロエ、ウーロン茶、梅種、きたけ、おたねにんじん、かぼちゃ、牛乳、ぎんなん、くず粉、くまざさ、くり、グリーンピース、こなら実、ごま、こんぶ、サフラン、サボテン、しいたけ、しそ、大根、脱脂粉乳、たまねぎ、つまた、つるつる、とち実、トマト、なつめやし実、にんじん、ねぎ、り、ピーマン、ひし実、ひまわり種、ふきとう、べにばな、ホエイパウダー、ほていあおい、またたび、抹茶、まてばしい実、ゆりね、よもぎ、落花生、緑茶、れんこん、わかめ

参考:国税庁ホームページ/焼酎に関するも/【本格焼酎

焼酎に関するも|国税庁 (nta.go.jp)

 

つまり「本格焼酎」は単式蒸留という蒸留法を用いたもで、芋に限らず米、麦、他指定された約50種類に該当する原料を使用した焼酎ことを指します。

で芋だけでなく、焼酎や米焼酎も本格焼酎に該当するもがあるです。

 

ではなぜ「本格焼酎は芋焼酎新酒出荷時期に該当するでしょうか。理由については諸説存在しますが、今回は「本格焼酎提言者や制定された時期時代背景を元に解説していきたいと思います。

 元々こ「本格焼酎」は「乙類焼酎 おつるいしょうしゅう」とも呼ばれています。焼酎は蒸留法によって「乙類焼酎」と「甲類焼酎に分けられるですが、こ“乙”という言葉が“甲”と比べて劣っているという意味にとらえかねないため、「乙類」に代わる「本格焼酎」という名称が1957年に江夏順吉(えなつじゅんきち)という方によって提唱されました。江夏順吉は芋焼酎「黒霧島」で有名な霧島酒造2代目社長です。で明言はされていないも、提言者影響を受けて「本格焼酎は芋焼酎新酒出荷時期になったかもしれません。

 

ワインと焼酎の意外な共通点

またお酒好き方で“11月とお酒”といえばとある時期がピンとくるかもしれません。そう、「ボジョレーヌーボー解禁」です。毎年11月第3木曜に解禁されるボジョレーヌーボーは、時差関係で本が世界で一番早く飲むことができる国であるとして人気を博しました。そしてそ人気が爆発したがバブル期であった1980年代後半、つまり「本格焼酎」が制定された時期に該当します。当時はボジョレーヌーボー影響を受けて“新酒は美味しい、価値がある”と認識していた人も多く、それに追随して乙類焼酎イメージをアップさせるために、焼酎新酒が世に出ると同じ11月に「本格焼酎が定められたともいわれています。

また同じく本に赤ワインブームをもたらしたきっかけとしては、“赤ワインが健康にいいではないか”という、いわゆる「フレンチパラドックス」も影響していました。そして1988年には当時宮崎医科大学(現, 倉敷芸術科学大学)須見教授によって「焼酎と血栓と関係」という、焼酎健康的効能について医学研究も発表されました。研究が世間的に話題になったはそれから十数年後第3次焼酎ブーム時でしたが、そように「本格焼酎が制定された1980年代後半は乙類焼酎イメージ向上ために焼酎に関する様々な分野で努力がなされていた歴史があるです。

 

お酒にまつわる記念日は他にもいろいろ

「本格焼酎」、「泡盛」、「黒糖焼酎」以外にも、7月1「壱岐焼酎」、8月8「球磨焼酎」、10月1本酒」など、お酒にまつわる記念が様々あります。お酒世界面白さ、知見を広げたい方は是非イベントに参加したり、飲んだことない銘柄にチャレンジしてみる機会としてお酒楽しんでみて下さい。