樽熟成焼酎(ダークスピリッツ)を専門とするJDSがつくる焼酎のアイデンティティである、「食中酒」に向き合った麦焼酎〈JDS ホワイトラベル〉。
樽熟成の個性豊かな原酒を軸に、フルーティーで円熟した長期熟成の減圧蒸留原酒をブレンド。さらなる立体感を引き出すため「クリスタルクリア」を合わせ、調和を追求しました。
バナナ、バニラ、カスタードクリームなどの軽やかな香りと透明感、そして甘美な熟成香が折り重なり、やさしくも複雑な風味を描き出しました。
※商品のお届けは10月中旬〜下旬以降になります
・リリースの背景
この始まりは、JDSを本格的にスタートさせた、2023年12月にリリースの「23年熟成A.O. 2000 NIKKEI」や2024年1月リリースの「28年熟成 A.O. 1995」からすでに着想があり、商品開発に取り掛かっていました。
これらの限定商品は、オンラインストアのお客様にはもちろんの事、和食・鮨屋や高級レストランのソムリエなどから大変高い評価をいただいておりました。
しかし、限定商品ゆえに、供給量の制約と高単価という課題があり、特に飲食店を中心に「JDSをもっと提供したい」という声に十分お応えできないジレンマを抱えていました。
そこで私たちは、JDSのシグネチャーを通年でお届けすることを決め、2024年1月から、商品開発を開始。当初は「3〜6ヶ月でのリリース」を目標にしていましたが、
“JDSとは何か” “定番商品で体現すべき価値は何か”という根源的な問いへと向き合わされることになりました。そして味わい・コンセプト・価格設計・提供シーン、そのすべてにJDSらしさをどう宿すか。
誤解を恐れずに言えば、自分自身が酒類業界、そして焼酎を熟知しすぎているがゆえに、「私たち(JDS)がやる意味」を過剰なほど求め、妥協を許しませんでした。試作と開発を幾度となく重ね、気づけば当初計画から一年半以上経ってしまいました。。
ただ、その時間は、JDSの“定番”にふさわしい一本を磨き上げるために必要なプロセスだったと今では思っております。
・商品開発のこだわり
JDS、株式会社SHOCHUX、そして創業者である私の原点は、焼酎の魅力を一人でも多くの方に知っていただくことにあります。その想いが起点となりJapanese Dark Spirits というブランドを立ち上げました。
ただ一口で「これが焼酎なのか!?」「概念が変わった」という驚きをお届けする。いつもいただいている数多くのお声は、まさに狙いどおりであり、焼酎の新たな入口になり得ると確信しています。
そうであるので、今回のJDSの定番商品〈ホワイトラベル〉では、そのJDSらしい“焼酎の入口”というテーマに真正面から向き合い、そして向き合わされました。
正直に言えば、私は「飲みやすい」という言葉がチープであるのであまり好きではなく、芯のない表現にもなり得るので、なるべく使わないように心がけています。ただしこの商品においては、樽熟成原酒の芳醇さを定番商品として、美味しいのはもちろん、そしてJDSらしく入口として、飲みやすくするか。これがとても難しかった。
そのために、ブレンド原酒の選定段階から妥協を許さず、納得に至らないなら自分たちで新たに造るという選択を取りました。実はその過程で生まれたのが、今年1月に発売した「クリスタルクリア」です。独自の再蒸留アプローチによって透明感と立体感を極限まで研ぎ澄まし、〈ホワイトラベル〉の土台を支えるキーパーツとして機能させています。(これもめちゃくちゃ原価がかかっています・・・)
そうして試行錯誤して、ようやく完成いたしました。入口でありながら、奥行きを失わない、これをJDSらしいと定め、〈ホワイトラベル〉は、そのバランスを最後まで追求した一本です。
Product Spec
製造者:ゑびす酒造
アルコール分:40%
種類:本格焼酎
熟成年数・方法:ブレンド
内容量:700ml
JDS ホワイトラベル
(限定先行発売)
JDS初となる定番商品